住宅性能評価書の取得にかかる費用

住宅性能評価書の取得にかかる費用は、評価機関によって金額が異なってきますが、一戸建ての場合では数十万円単位の金額がかかってきます。

基本審査料金以外に、住宅規模の違いやオプションで加える追加項目、評価の等級など内容によって費用が積み上がっていくため、数万円程度では済まない金額が必要になります。

中古一戸建ての場合、現況調査にかかる数万円の他、新築と同様に住宅規模の違いやオプションで調査をしてもらう項目によって費用が追加されますし、さらには設計図書がないケースでも金額はアップします。

新築住宅の場合、審査を受けて住宅性能評価書が交付される物件は増えてきており、新築住宅の3割近くが設計住宅性能評価書の交付を受けています。

現在では、ほとんどの新築マンションが設計と建設の2つの評価書をデベロッパーが取得していて、チラシや広告に取得を示すマークを表示して取得済み物件として分譲しているといえますが、注文住宅ではほとんど普及しておらず、個人施主の場合、取得することで得られるメリットに対してかかる費用が大きいといった課題があります。

評価書を取得するかどうかは建築会社と十分な検討を重ねた上で、メリットとコストのバランスを考えながら決めることがポイントになってきます。

評価書の取得にはさまざまなメリットがある一方で、必ずしも安い金額で交付できるものではないので、デメリットが少ないとはいっても申請は慎重に検討する必要があるといえます。

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